2025年9月初旬、グリーグループの2Dayインターンシップ「GREE Camp」が今年度初の開催を迎えました。GREE Campは2014年の初開催からコロナ禍を除き、毎年開催しています。新卒採用で入社した社員のなかには学生時代に参加した者も多く、自分の人生を大きく変えたと語る社員も少なくありません。
なぜグリーグループの新卒採用ではGREE Campにこだわり、毎年継続して開催しているのか。インターンシップ2日目の開催の様子とともに、開催の目的・意味に迫りました。

「GREE Camp」とは?
グリーグループが大切にしている「ものづくりへの姿勢」を2日間で体験してもらうインターンシップです。学生さんたちには、エンジニア・デザイナー・ゲームプランナー1名ずつの3人1組のチームを組んでもらい、新規ゲームの企画からモックアップの開発まで行ってもらいます。2日目には、現役のゲームプロデューサーが審査員となり、最終成果発表を行います。
開催までの道のり
GREE Campは、参加される学生さん一人一人の成長に深く向き合うため、メンター社員による丁寧なサポートや学生さん同士の濃密なコミュニケーションを大事にし、1回の参加人数を20人前後としています。そのため、応募していただいたすべての方に参加いただけるものではなく、書類選考、面接を通して参加いただく学生さんが決まります。
参加が決まった学生さんは、当日までに人事部の社員と面談を実施し「GREE Campに参加する理由」を明確にしていただきます。この理由を自分のなかで整理できていることで、インターンシップ当日の考え方・動き方、チームとの関わり方すべてが変わってくると言っても過言ではありません。本格的な就職活動が始まる前に、85%以上の学生さんがインターンシップに参加している※この時代だからこそ、「なぜ自分はグリーグループのインターンシップに参加するのか?」ということを考えていただきます。
GREE Camp 2日目ダイジェスト
ここからは、今年初開催のGREE Campの様子をフォトレポートでお届けします。本記事では2日目をダイジェストでお伝えしますが、1日目の様子も気になる方は2023年開催時の記事をお読みください。
初日には、今回のインターンシップのゴールは「ゲームを完成させること」ではなく、そのゲームをプレイした人の“心を震わせる”ことであり、それはグリーグループがゲームづくりにおいて、ずっと大切にし続けていることであることを社員からお伝えしました。当たり前のことに思われるかもしれませんが、頭では理解できたとしてもアウトプットへ繋げるのがものすごく難しいのです。
審査員が実際にモックアップで遊んで評価する事前プレイ審査、企画書をもとにプレゼンをする最終成果発表まであと少し。
学生さんのなかには、まだ頭を抱えている方が多く見られました。
「本当にこのゲームは面白いのか?」、「もっとわかりやすく、改善できるところはないか?」、遊んでもらう人のことを考え、ぐるぐると思考を巡らせ、刻々と迫る時間のなかで手を動かし続けます。

頭と手を同時に動かし、“心を震わせる”を突き詰めていきます



疲れてきた頃には司会の「ちょっと皆さん立ちましょう!気合いれましょう!」の声で、
「えいえいおー!」
ユーザーテストの様子
各チームに社員が入り、制作途中のモックアップで遊んでみます。社員がプレイする様子を動画におさめ何度も確認したり、フィードバックをもとに再度話し合ったりと、各チーム追い込みをかけていきます。


自分たちの考えた“心が震える”ポイントに社員がハマった時は思わず笑みがこぼれます!
事前プレイ審査・最終成果発表
最終審査は、スマートフォンにビルドしたモックアップを全チーム分、審査員が初見でプレイして評価を決めていきます。審査員は、グリーエンタ―テインメント株式会社 代表取締役社長を務め、『ヘブンバーンズレッド』プロデューサー 通称「柿P」としても知られる柿沼さんです。

ストア情報のようなゲームの企画書を読み込み…

実際にプレイしてみます。「わ、そういうことか!難しいぞ…」

作ったゲームの世界観から語るチームも


結果発表・講評
いよいよ優勝チーム発表。すべてのチームが固唾を飲んで結果を待つなか、審査員の柿沼さんが発表しました。選ばれたチームの皆さんは笑顔でハイタッチ!

「優勝された皆さんのゲームは、プレイヤーがもどかしさを重ねた先に、ようやく上手くいきクリアできる流れ、まさに“心震える”瞬間を見事に体験できるようにつくっていて、アイディアの奇抜さと面白さのバランスが上手く取れていたと思います。おめでとうございました!」
「ゲームづくりは私自身も悩みながらやっていますが、本当にチームプレイの総合芸術だなと思って取り組んでいます。この2日間で皆さんも色々なことがあったと思います。ここをこうしていたら…という後悔もあると思いますが、技術的なことを改善したらコンセプトがブレてしまったりなども実際の開発において起こることです。総合芸術であるからこそ互いに影響を受けあい、成功も失敗もひとつの要因ではありません。それがエンターテインメントの面白さでもありますので、ぜひそのことを意識しながら2日間を振り返ってみてほしいです。願わくば、同じこの業界を盛り上げてくれる仲間になっていただけたらうれしいです。」
参加された学生さんの感想
続いて、参加者の方の2日間の感想をご紹介します

エンジニア担当 Aさん
グリーグループは様々な方がそれぞれの熱意をもって、面白いゲームを作ろうとしてる企業だと感じました。質問をすると、その答えだけではなく理由や背景を一緒に教えていただき、熱意をもって関わってくださっているのが伝わってきました。
チーム内では、エンジニア以外の職種の方からの見た目や実装のアイデアが、自分が普段考えていない視点からの指摘であり、的確だったのでとてもいい経験になりました。

デザイナー担当 Bさん
ゲーム開発が初めての中、チームでの開発を通してデザイナーとしての役割やゲーム開発の進め方について学ぶことができました。
フィードバックの時間では自分の強みや今足りないところについて知ることができ、今後どのように成長していけばいいのかを見つけることができました。またゲーム開発は総合芸術であることから、自分の仕事だけに集中しているだけでは足りず、積極的に意見を提案していく姿勢が必要であることを学びました。

プランナー担当 Cさん
エンジニア、デザイナー、プランナーの混成チームで企画から開発まで走りきることができたのが、1番自分の学びに繋がったと感じました。専門性の高い2職種のメンバーと共に作り上げていくからこそ見つかった「プランナーとして必要なコミュニケーションの工夫」という課題は、このCampを経験しないと実感することはできなかったと感じました。
新卒採用担当のGREE Campへの想い
最後に、新卒採用担当からインターンシップ開催への想いをお届けします。

尾崎:グリーホールディングス株式会社 / コーポレート本部 / 人事部 / タレントマネジメントチーム
私はPMO(プロジェクトマネジメントオフィサー)として、2日間のGREE Campに伴走しました。
参加者の皆さんとはCampが始まる前から何度もコミュニケーションをとってきましたが、この2日間で、今まで見たことのない表情に出会うことができて、私自身も本当にうれしかったです。
参加後の感想で「今までにない体験でした」とよく言っていただけるのですが、それは私たちがグリーグループの「実践的なゲーム開発」に徹底的にこだわっているからだと思っています。
GREE Campは、話を聞くだけのセミナー形式ではなく、新規ゲームの企画からモックアップ開発まで実際に手を動かしていただきます。異なる職種や価値観を持つチームメンバーと、一つのものを作り上げる熱量と第一線で活躍するゲーム制作のプロから直接フィードバック を体験していただくことで、今まで知らなかった自分に出会えるはずです。
GREE Campは、就職活動としてのインターンシップに留まりません。ものづくりを通して皆さんが自身のキャリアを深く考え、自己成長に繋げるきっかけにもなると信じています。まだ見ぬ才能や可能性に出会うべく、私たちも本気で皆さんに向き合います!
興味を持っていただけましたら、ぜひご登録をお願いいたします。