毎年、多くの学生さんにご応募・ご参加いただいているグリーグループのインターンシップ。今回は、2日間の短期実践型インターンシップ「GREE Camp」の運営に携わる4人に集まってもらい、学生時代の体験なども交えながらその魅力や特長、参加を検討している学生さんへのアドバイスなどについて語り合ってもらいました。

尾崎:グリーホールディングス株式会社 / 人事部 / タレントマネジメントチーム
2024年入社の人事。
グリーグループ全体の新卒採用を担当し、エンジニアの採用・育成の中心を担う。
天野:株式会社WFS / サービスリードエンジニア
2016年入社のエンジニア。
入社後、『消滅都市』シリーズの運営や新作の立ち上げに携わり、2020年からは『ヘブンバーンズレッド』の開発・運営に携わっている。現在は『ヘブンバーンズレッド』を運営するスタジオの副部長として、職務横断的にチームメンバーのサポート全般を担っている。
菊池:株式会社WFS / リード3Dアーティスト
2018年入社のデザイナー。
『ヘブンバーンズレッド』のアートディレクターとして監修をはじめ、デザイナーに向けた仕様書や発注書の作成・管理を行っている。同時に、2D背景・3D背景などを担当するグループのシニアマネージャーとして、メンバーの業務管理や評価にも携わっている。
和田:株式会社WFS / シニアプロダクトマネージャー
2020年入社のゲームプランナー。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか〜メモリア・フレーゼ〜』のプロデューサーを努め、現在は、『アナザーエデン 時空を超える猫』のゲームプランナー組織のマネージャーとして日々の業務に加え、ゲーム内施策の企画・実装、プロモーション、グッズ制作など、幅広く携わっている。
ー「GREE Camp」とは?ー
グリーグループが大切にしている「ものづくりへの姿勢」を2日間で体験してもらうインターンシップです。学生さんたちには、エンジニア・デザイナー・ゲームプランナー1名ずつの3人1組のチームを組んでもらい、新規ゲームの企画からモックアップの開発まで行ってもらいます。2日目には、現役のゲームプロデューサーが審査員となり、最終成果発表を行います。
▼過去の開催の様子



学生時代に出会い、今も関わり続けるGREE Campの魅力
ーー初めに、それぞれのGREE Campとの出会いについて教えてください。
天野:10年前の就活の際にいろいろな可能性を探る中で、趣味のゲームづくりを仕事にしたらどんな感じなのかを体験したいと思い、GREE Campに参加しました。その時は、ゲームプランナーとして参加したのですが、チームでのものづくりを通じてゲームを仕事にしても楽しくやっていけそうだという実感を得ることができました。
和田:私も就活の時に参加しました。看護学部に籍を置いていたのですが、別の道もあるのではないかと感じていた時にGREE Campのことを知り、ゲームをつくった経験はありませんでしたがゲームが好きだったので、どうやってつくるのだろうという興味から参加しました。そこで、大の大人たちが子供のようにワクワクした目で真剣に議論している姿に感銘を受けて“私もこんな大人になりたい”と思い、一気にゲームプランナーという道が開けました。
菊池:僕も同じです。コンシューマゲームの企業を中心に就活を進めていたので、スマホゲームがメインのグリーグループについての知識はあまりない状態でした。参加してファシリテーターの方と話してみると、非常にものづくりに真剣な会社だなという印象を強く持ちました。『アナザーエデン 時空を超える猫』のこともGREE Campで知ったのですが、インターンシップではアートディレクターの方と直接話をすることができて、自分の望むようなものづくりができそうだと感じました。
尾崎:私は就活の際にはGREE Campには参加していなかったのですが、内定者時代に運営スタッフとして参加したのが最初です。参加者の熱気が伝わってきて、2日間の密度の濃さにただただ圧倒されました。入社後は、採用担当という立場でGREE Campに携わっていて、新卒1年目の昨年度はGREE CampのPMOを務めました。
ーー天野さん、菊池さん、和田さんは、いつから運営に携わっているのですか。
天野:内定者時代からずっと参加しています。
和田:私もです!
菊池:同じです(笑)
天野:運営する側としてもすごく勉強になりますね。 2日間、真剣に学生さんと向き合う経験は自分たちのマネジメントスキルを磨くことにもつながりますし、社内でも有数の優秀なメンバーが運営スタッフとして参加するので、多くの学びや刺激を受けることで、GREE Campを通して自分も成長させてもらっています。
菊池:参加した学生さんの多くが、人生観が変わるといったら大袈裟ですが、それくらい貴重な体験ができたと言ってくれる。自分が学生として参加したときもそれに近い感覚はありましたし、運営に携わるようになってからも毎回その場にいる僕らもすごいエネルギーをもらっている気がします。好きなものづくりを通して、大事なものを見つけるお手伝いができるのもうれしいですね。

和田:私も、得るものはすごく大きいです。実際に2日間でゲームを完成させるってすごく困難なことで、その大変な目標に向かって、参加者一人ひとりが秘めている力とか、ものづくりに対する思いを限界まで引き出すのがメンターとして参加している社員の役割だと思っています。ですから、学生さんとの向き合い方というのはすごく悩みますし大変ですが毎回違う学びがあります。
ゲームづくりの醍醐味が詰まった2日間、サポートも充実
ーーGREE Campの特長を教えてください。
天野:3職種混合のチームで1本の面白いゲームを作るという体験にこだわり抜いているという点が特長だと思います。初対面の学生さん3人、それぞれバックグラウンドが異なり、職種が違えば価値観も違う。そんなチームでものづくりをするのは想像以上に難しく、サポートする運営スタッフにとっても非常に難易度が高い。これをやり続けているのは、グリーグループならではと胸を張って言えます。
尾崎:本当にそうだと思います。参加する学生さんと一人ずつ面談を行い、GREE Campに参加する目的や2日間で達成したい目標を明確にしています。また、そうした学生さん一人ひとりの背景を運営スタッフが理解して臨むようにしていることが適切なサポートやアドバイスにつながり、困難なことを可能にしているのではないでしょうか。

和田:学生さんの数とメンターを務める社員の数がほぼ一緒で、1対1くらいの密度でサポートできる体制を整えているというのも特長ではないですか。
尾崎:そうですね。進行役のファシリテーターと、各チームにメンターがつき、職種サポートとしてエンジニア社員とデザイナー社員が、全チームをラウンドしながらアドバイスをしたり質問に答えたりというのが基本で、運営スタッフも合わせると社員の数の方が多いくらいです(笑)。GREE Campには社内で活躍している社員を多く集めているので、グリーグループの第一線の社員と関わっていただけるのも魅力ですね。
和田:2日間のプログラムの中で、ゲームづくりの面白さや難しさ・厳しさのすべてをギュッと濃縮して体験することができます。サポートにあたるのはプロデューサーやディレクター経験が豊富なゲームプランナー・リードエンジニアやアートディレクターなど、第一線で活躍する社員ばかりです。さらに、ゲームの審査員として役員クラスの方々が参加し、直接フィードバックをもらうことができます。
天野:プログラムの中に個人面談のパートもあり、そこではGREE Campでつくっているゲームのこと以外にも、いろいろ相談してもらうこともできるようにしています。
菊池:特にデザイナーは黙々と一人で作業をする経験をされてきた方が多いと思うので、チームでのものづくりを経験できる機会は貴重だと思います。
2日間の体験をより有意義なものにするために
ーーGREE Campに参加するにあたって必要な心構えや、事前に準備しておくと役立つことなどはありますか。
天野:GREE Campの2日間は、就活のことを忘れて「全力でゲームつくるぜ!」っていう気持ちで参加してほしいですね。事前準備としては、エンジニアは自力で一つの作品を完成させるという経験をしてから参加してもらえると、2日間がより充実したものになると思います。最近はゲームづくりのツールも増えていますし、10年前の僕らでは考えられないレベルのゲームをつくっている学生さんもいますが、自分一人でつくるのと、チームでゲームの面白さを追求しながらつくっていくのとでは大きな違いがあるので、その違いを楽しんでもらえたらいいですね。

菊池:全力で挑戦してほしいですよね。チームで取り組むので、デザイナーは自分が得意としている絵とは違うものを求められることもあると思いますが、そこで挑戦する姿勢を見せてもらえるとうれしいです。デザイナーの場合はゲームづくりの経験はなくてもかまいませんが、普段から自分が遊んでいるゲームのグラフィックを観察し、自分ならどうデザインするかイメージしてみるといいと思います。キャラクターや背景だけじゃなくてUIも重要な要素です。
和田:「2日間で完成させるには、このくらいかな?」っていう、無難なところを目指すのはもったいないなと思います。逆に、一日目が終わるタイミングで「これって本当に面白いかな? いや、面白くないよ、ぶち壊そう!」と言えるくらい、チャレンジする気持ちを持って参加してほしいです。
また、ゲームプランナーは周囲の人にいろいろなことを説明する機会が多くありますし、企画を通すためにこのゲームがどう面白いのか、なぜ面白いのかを筋道立ててロジカルに説明することが求められます。ですから、日ごろから面白さを言語化するということを意識しておくといいと思います。自分が好きなゲームとか、アニメや映画でもいいですし、「いつものピザ屋で今日はチーズ2倍でなんだかうれしい」とか、日常の中で心が動いた瞬間のことを言語化してストックしておくとゲームづくりにも生かされるので、ぜひ。

GREE Camp参加を検討中の皆さんへ
ーー最後に、GREE Campへの参加を検討している学生さんに向けてメッセージをお願いします。
菊池:ゲームをつくってみたいとか、チームでものづくりをしてみたいとか、「今まで経験がないことに挑戦してみたい」という気持ちがある方は是非参加してほしいと思っています。デザイナーの方はアート作品やイラスト、デザインをしてきた経験が多いと思いますが、GREE Campではこれまでの経験を生かして、チームとして面白さの追求をしていただきたいと思います。ちゃんと貢献できるのかという不安を感じる人もいるかもしれませんが、チームでのコミュニケーションの取り方含めて、運営スタッフの手厚いサポートもあるので、安心して飛び込んできてください。
和田:ゲームはいろいろな職種の人が協力し合わなければつくることはできません。その中でゲームプランナーの役割というのは、ビジョンを全員に共有すること、あらゆる職種の方とコミュニケーションを取りながらゲームづくりを進めることです。ゲームをつくったことがない方でも、ゲームづくりに少しでも興味がある、チームでものづくりをしてみたい、自分のアイデアで世界を沸かせたいという方は、ぜひチャレンジしてください。
天野:誰かと一緒にものをつくって、それで誰かを喜ばせたい、ワクワクさせたいというのが、グリーグループのものづくりです。そこに少しでも共感できる、興味があるというエンジニアはぜひ扉を叩いてみてください。たった2日間でゲームづくりの醍醐味を感じられるというのは非常にお得だと思います。2日間の開発はハードですが必ず何かを得ることができると自信を持って言えるコンテンツを用意してお待ちしています。
尾崎:「ゲームをつくりたい」、「ゲーム業界を目指している」という方だけでなく、「ものづくりが好きだ」、「ものづくりに向き合いたい」と思っている方にもぜひ挑戦してみてほしいです。GREE Campは、単なるインターンシップに留まらず、グリーの「ものづくり」の真髄を体験し、短期間で集中的に成長できるプログラムです。ぜひ、GREE Campに挑戦してみてください!

募集職種:エンジニア、デザイナー、ゲームプランナー
募集対象:2027年3月に大学、大学院、専門学校、高等専門学校を卒業見込の方
募集人数:1回開催あたり、各職種6名ずつ(増減の可能性あり)
選考の流れ:書類選考→面接(複数回)→GREE Camp参加決定
詳細はこちらをご確認ください。
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
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