CSR

"グリーのCSR活動に関する考え方"を副社長の山岸が説明します ―「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」パネルディスカッションより抜粋―

こんにちは、広報の山本です。今週末は「ツール・ド・東北 2014」というサイクリングイベントが開催されます。グリーは昨年から企業協賛を行っており、僕もボランティアスタッフとして参加する予定です。

昨年はボランティア7人を含む運営スタッフ10人とライダー5人の社員が参加しました。 今年の様子はFacebookページと、このブログでリポート記事を掲載する予定です

このブログでは、これまでグリーのCSR活動に関して「小学生向けプログラミング教室」や「企業訪問」、「千葉大学との共同授業」について紹介してきました。

今回は、なぜそういった活動をしているのか、グリーのCSR活動に関する考え方について、6月2日に行われた第2回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」記念シンポジウムのパネルディスカッション「未来を変える~ソーシャルビジネスと戦略的CSRの最前線~」から、副社長の山岸が話したパートを抜粋して紹介します。

パネルディスカッション「未来を変える~ソーシャルビジネスと戦略的CSRの最前線~」

グリーは社会における信頼性を高めなければいけない

皆さん、こんにちは。グリーで副社長をしている山岸と申します、よろしくお願いします。

私は2004年12月のグリー創業以来、取締役副社長としてさまざまな業務を担当してきました。その中でもコーポレートガバナンスに関する仕事が多く、例えば2012年はいわゆる“コンプガチャ問題”が社会問題になりましたが、私が社内調整の全般と広報を主導しました。

その頃のわれわれは、お客さまをステークホルダーの中心として考えていましたが、“コンプガチャ問題”に対処する中で、より多様なステークホルダーを視野に入れ、社会における信頼性を高めなければいけないと考えるようになりました。

そこで始めたのがCSR活動です。もちろん、それまで一切やっていなかったわけではありませんし、もともと社内でやりたいという声はあがっていました。ただ、いろいろな選択肢がある中で、会社としてどのように進めていくかの哲学がなかったので、本格的には着手できていませんでした。

そして2012年になり、「すぐに取り組まなければいけない」という認識が強くなったことで、CSR活動に対する三つの柱を作りました。社長の田中もこだわりを持って決めたのですが、それが「インターネット産業の強化と発展」「安心安全なインターネット社会の構築」「企業市民として社会の発展に貢献」の三つです。​

ゲーミフィケーションの知識を持った教育者を育てたい

具体的な事例を紹介できればと思います。まず「インターネット産業の強化と発展」では、今年から小学生を対象にしたプログラミング教室を本格化させています。

関連記事:次回は7月27日に開催! 小学生向けプログラミング教室「プログラミングラボinロッポンギ×GREE」を紹介します

インターネットは今後も生活のいろいろなところに広がっていきますので、プログラミングスキルは、これから子どもたちが生きていく上で重要なことだと考えています。ちゃんとプログラミングができる人を育てていきたいという思いを持っていますが、一方で、われわれには子どもに教えるノウハウがありません。ノウハウや専門知識をすっ飛ばして始めた結果として、低品質なものを提供してしまえば会社は信頼を失ってしまいます。

そこで、プログラミング教室はCANVASさんという専門性のあるNPO法人の力を借りてやっています。CANVASさんの講師の方に来ていただき、われわれの社員が講師のアシスタントをさせていただきながら、一緒に教育活動をしています。

また、「ゲームの持つ力を活用できる、ゲーミフィケーションの知識を持った教育者を育てたい」という想いから、千葉大学 教育学部の藤川 大祐先生と共同で大学の授業をやらせていただいています。

昨年は東京ミッドタウンで行われた「未来を変えるデザイン展」で教育ゲームを作るハッカソンも主催しました。グリー社員も参加して、13チーム77人の方と教育ゲームを作りました。​

5万人近くの生徒さんがグリーの出張講演に参加

次に「安心安全なインターネット社会の構築」という柱で、こちらは特に青少年保護の観点から取り組みを続けてきたものです。インターネットリテラシー向上を目的として、ソーシャルメディア全般を使っていく上での注意点について啓発活動をしています。昨年は140回ほど、今年はすでに100回以上の講演を行っており、FY2014の期間だと4万5000人くらいの生徒さんが参加されています。

インターネット関連のイベントが開催される際も、ブース出展をしたり、リテラシー向上のワークショップを年に5回から10回ほど実施したりしています。大きいところだと1回で1000人くらいの方に参加してもらっています。

この分野に関してはだいぶ知見がたまってきた実感もあり、情報モラルに関する教材を作成しています。すべての学校に出向いて講演をすることは難しいところがありますので、教材を提供しています。2013年版は約2000校に32万部を配布させていただきました。

最後が「企業市民として社会の発展に貢献​」という柱です。こちらもいろいろな企業や団体と一緒にやらせていただいています。富士山の清掃活動やオリンピックのスポンサーとして応援をするなど、社内でも社員参加型のイベントとして盛り上げています。

グリーは2年ほどCSR活動に取り組んできましたが、社会に信頼してもらうための活動については手応えを持ち始めています。今後は本業を生かした課題解決にも、取り組んでいきたいと考えています。

2014年6月16日 日本経済新聞 朝刊

以上

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