会社のこと

【トップメッセージ】私たちが重視している「長期志向」という考え方について

皆さん、こんにちは。
グリー広報の入山です。

グリーの公式ブログでは、さまざまな記事を定期的に発信しています。これまでは、社員やプロジェクト、イベントなどの発信を中心に、グリーの「らしさ」が伝わるような記事を中心に発信してきました。
今回は、創業者であり会長兼社長の田中が、自らのFacebookに投稿した組織運営の考え方を再編集してお届けします。

なお、田中およびグリーの経営陣がこうした考え方に行き着いた背景については、NewsPicksで連載されているイノベーターズ・ライフもご覧ください。

田中です。
今日は、私たちグリーが大事にしている考え方についてお伝えできればと思います。

グリーでは、行動指針として「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。」と掲げています。ゲーム部門のWright Flyer Studiosも「挑戦する、何度でも。」というスローガンを掲げてゲームを開発・運営しています。こうした指針やスローガンに代表されるように、グリーは全社で「長期志向で、良い製品・サービスづくりをしよう」という、組織コンセプトを重視しているのです。

もちろんこれは、「いいものであれば、いくら時間と予算をかけてもいい」ということでもないし、「短期間な1つ1つをおざなりにしても良い」と言っているわけでもありません。また、「成長しない事業を単に長くやっていればよい」という訳でもないです。そして、「“いいものを作る”といっても、無限の方法論があるわけなので、私たちの考え方が、唯一絶対だ!」と言っている訳でもありません。あくまで、私たちのやり方とはなにか?というだけです。

2008年に上場してからの10年間で、グリーが学び、最もそうなろう、そうなりたいと努力してきたのが、この「長期志向」です。

長期志向とは

例えば、ゲーム部門では特定のジャンルの強みを蓄積する「エンジン戦略」や、魅力的なキャラクターや、世界観のファンを作る「IP戦略」を事業戦略の根幹に据えています。モバイルゲームを1本作るのに2年かかるとして、3本開発して強みを蓄積するとすれば、乱暴な議論ではありますが6年かかることになります。つまり、エンジン戦略を策定して、実行して、成果を出すために、6年かかるとすれば、経営者としては(観念論ではありますが)6年間この戦略にコミットしてくれる人にしか任せられないわけです。

皆さんが知るIPの多くが昔からあるように、IPを作ってから多くの人に知ってもらうにも、多くの時間をかけて、丁寧に広げていくというプロセスが必要になります。国民的IPを作りたいのであれば、これまでの歴史的事実から見ても、少なくとも5年、もしかしたら、10年、20年の月日がかかるかもしれません。
もちろん、短期間で成功するゲーム開発やIPづくりもあるのかもしれません。私たちにはわからないですし、それは私たちの志向とは違っています。

選択

その中で、「短期的に成果を出す人がどんどん入れ替わるのが活力ある組織だ」的方法論と、「短期も成果を出すが、長期でも出す。その成果の総和を大きくする考えの人に長期間任せていくんだ」という方法論の2つがあり、社長としてはどちらを取るのか選択を迫られてきたと思っています。
そして、「短期的」な成果、報酬、キャリアを前提とした会社作りを求められても、それを否定し(もちろん、そういう方法で成功する会社もあるのでそれが悪いということでなく、あくまでも私たちの志向として)、どれぐらいの長期間なのかは、事業や製品・サービスによって違うにしても、私たちはそれなりの時間をかけて、長期志向で良い製品やサービスを作っていくことが、自分たちの志向に合っていると考え選択したのです。
その選択の結果、特にここ数年のグリーには、より長期志向の人が集まるようになり、私たちが志向する企業文化に近づいてきたと思ってます。この数年で、グリーの各部門の製品・サービスが、より良くなってきているとすれば、それは、そういう組織文化の結晶なのです。

「素晴らしいサービスを生み出すために素晴らしい会社を作る。」

グリーの掲げるVision(ビジョン)に「素晴らしいサービスを生み出すために素晴らしい会社を作る。」というものがあります。

どんな革新的なアイデア、優れた技術、豊富な資金があっても、1人ではそれを実現できないことを私たちは知っています。多くの仲間が集まり、苦難を乗り越える中で練り上げられる素晴らしいチームがあってこそ、素晴らしいサービスは生み出されるのです。

素晴らしい会社を作ることは、素晴らしいサービスを作るための第一歩です。

多少の語弊を恐れずに言うならば、私たちは全ての人々の要求に応えられるような「素晴らしい会社」を目指しているわけではありません。作ったサービスが多くの人から受け入れられないこともあるでしょう。
高い目標を持ち、未知なことに取り組み、新しい価値を生み出していこうとすれば、間違いなく失敗が毎日続くこともあるし、成功する確率が何もないような暗い気持ちになることもあるでしょう。世の中にないサービスを生み出すことは、簡単なことではありません。しかし、それを知っていても尚、可能性のある限り挑戦してしまうような、そういう人たちだけが新しい価値を創造していくのです。

私たちは、そんな可能性がある限り挑戦してしまう人たちが、最も活躍できる素晴らしい会社を作り、引き続き社会に新しい価値を創造していきます。

以上

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