事業のこと

【Pick Up】社内報冊子「ジーマガ」7号より「MEDIA CROSS TALK:何気ない毎日を輝かせいつもユーザーの日常にあるメディアへ」

美容・おでかけ・住まい・ファッション――。グリーではこれら4つのカテゴリーメディアを運営しており、直近は大きな飛躍を遂げています。現場の最前線に立つ4名が語る熱意と志から、メディアのこれからの可能性と目指すべき姿が見えてきました。

高原 高原:グリー株式会社 ARINE事業グループ ARINE事業チーム マネージャー
2013年グリー(株)に新卒入社。ゲームプランナー、新規事業の営業や営業企画、経営企画などを経て2015年冬に「ARINE」を立ち上げる。グリー代表の田中さんと二人三脚でコミュニケーションを取りながら運営を進め、現在に至る。

岡部 岡部:リミア株式会社 メディア部 開発グループ シニアUI/UXデザイナー
美術大学を卒業後、イラストレーターに。その後、エンドユーザー向けの求人サービスの仕事などを経験し、2015年にグリー(株)入社。以降、「LIMIA」の立ち上げから携わり、現在はUIデザイナーとしてディレクションなど幅広い業務を担当。

安藤 安藤:アウモ株式会社 取締役 メディア事業部部長
2013年にグリー(株)新卒入社し、ゲーム事業にて約1年間マーケティングを担当。その後人事部を経て広告事業を扱うグループ子会社のGlossom(株)へ。その後、2017年冬に「aumo」を立ち上げ、メディア責任者に。2018年3月に子会社設立に伴い取締役に就任。

秦 秦:株式会社3ミニッツ メディア事業部 編集チーム 編集長
大学在学中からファッション誌のフリーライターとして活動。その後、大手出版社で雑誌編集に従事。新たな情報発信の表現手法を求め、2017年に(株)3ミニッツに入社。編集長として「MINE」運営を率いる。

ユーザーに向き合う姿勢と横断的な連携が運営のカギ

ーーグリーグループのメディア事業の動きが活発化していますね。

高原 高原:私が担当する「ARINE」は、20~30代の女性が対象の美容系メディアです。私は企画・立ち上げの段階から携わっていますが、広告からの収益アップのため、現在はユーザーの年齢層を高めていくのが課題ですね。

安藤 安藤:いつも田中さんと侃々諤々とやり合ってるよね。

高原 高原:ミーティングのたびに、こてんぱんに(笑)。数ある中でトップとされているメディアをベンチマークし、まずは資本力と人材のクオリティで肩を並べる。それからコンセプトの差別化を図っていく・・・というのがグリーのやり方。数字であらゆる物事を見える化し、改善し続ける日々です。

秦 秦:私が編集長を務める「MINE」は、27~32歳の女性がターゲット。新しい自分に出会うためのアイデアや情報を動画で発信しています。

岡部 岡部:「LIMIA」はメディアとコミュニティのハイブリッド型メディアを目指しています。独自のコンセプトを模索する中、昨年春に実施したのが大々的なユーザーへのインタビュー。実際に利用している方の顔が見えて、生の声を取り入れられたことで「LIMIA」の個性が生まれ、ユーザー数もぐっと伸びました。

安藤 安藤:私はおでかけ情報を扱う「aumo」を担当しています。メディアって、単に情報を取り込むだけではなく、実際に出掛けてもらってこそ意味があると思うんです。そこで「aumo」は内製を基本とし、所属ライターの実体験に基づく記事作成・情報発信によってより魅力的な記事作成を心掛けています。

ーー4つのメディアそれぞれに特色がありますね。運営面での連携はいかがですか?

安藤 安藤:新規事業をスムーズに立ち上げる素地は整ってきていて、営業ロジックやツールなど共通するリソースを活用する仕組みは構築できましたね。

岡部 岡部:UI(※)や施策の成功事例や改善内容は、デザイナー同士の定例会議で共有しています。「LIMIA」でうまくいった取り組みを「ARINE」でも活用したり、それぞれのメディアが同じ失敗をしないようにしたりと、スムーズな運営体制を築きつつあります。

高原 高原:同じユーザーが「ARINE」と「aumo」の両方を利用していることも多く、ユーザー層がそれほど離れているわけではないので、メディアの枠を超えて関連性を持たせていくこともできるはずです。「ARINE」としては特に「MINE」ともっと連携していきたいですね。

秦 秦:企画の立て方やコンテンツ制作の仕組みなどは現状異なる点も多いと思います。これから、お互いをもっと知っていけば、それぞれの良い部分を取り入れられますよね。

安藤 安藤:今後それぞれのメディアは媒体としてのブランディングをどうしていくかという課題に直面するはずです。そういう意味で、先行してブランディングに注力している「MINE」の手法にすごく注目しています。

秦 秦:岡部さんの言うように、ブランド構築において最も大切なのはユーザーへのヒアリング。メディアはユーザーの一歩、二歩先をいけるような提案をするべきだと思っていて。ユーザーのセレンディピティ(※)を大切にしたいし気持ちをポジティブに動かすことができるのがメディアの良さだと思っています。だからこそ、ユーザーの声から「MINE」のペルソナを具体的に作りこみ、“彼女たちにはどんな情報を提供すべきか”という発想を軸に据え、彼女たち一人ひとりに寄り添えるような、企画やコンテンツを考えています。 率直に言って、キーワードひとつ変えるだけで伸ばせる数字もあります。でも、それが「MINE」というブランドにそぐわないのであれば、使わない。数字を取りつつブランドを守りつつ・・・というせめぎ合いがありますね。

岡部 岡部:すごくわかります!メディアには、ユーザーを未来へ引っ張っていく求心力が必要だと思うんです。それと数字を取るための手段は相反する面があって、そのバランスを取るのが難しい。

安藤 安藤:最近ではグリーからグループ会社への異動も増えていますし、人材を架け橋としてスキルや情報を共有しながら、これからもっとメディア事業としてのシナジーを生んでいきたいですね。

UI:ユーザーインターフェイス(User Interface)の略。Interfaceとは「接点、接触面」という意味で、UIはユーザーと製品・サービスの接触面を指すので、「ユーザーの目に触れる部分や使用する部分」は全てUIとみなすことができる。

セレンディピティ:何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉。

時代の動きとニーズを読みユーザーの毎日に寄り添う存在へ

ーー今、そしてこれからのメディアの在り方についても、ぜひ皆さんのお考えをお聞かせください。

秦 秦:メディアの形態は、雑誌などの紙媒体からデジタルへと移行してきました。私は、それぞれの良さを実体験している狭間の世代というか、双方を融合させて進化させる橋渡し役と自負しています。それが、業界全体を盛り上げていく力になるとも思います。

安藤 安藤:確かに、紙とデジタルでは考え方もスピード感も表現技法も異なりますから、融合こそ次の進化へ不可欠なポイントだと思います。実は「aumo」「ARINE」「LIMIA」には媒体責任者はいてもいわゆる編集長という名の人がいないんです。ブランド構築や編集の実績があって、紙面編集の良さを生かしつつデジタルへの変化に柔軟に対応できる人は少ないですよね。秦さんはレアな存在だと思います(笑)

秦 秦:そうかもしれません(笑)。でも、その状況は逆に勝機でもあって、グリーと3ミニッツの連携、紙とデジタルの長所の融合、世代を超えた協力ができれば、私たちは絶対に日本一になれる。そういうポジションにいるんだという自信は持っていいと思います。

高原 高原:正直、仕事をしているといろいろな壁にぶつかってばかりですが、最後まで立ち続けていることが何より大切ですよね。たとえ自分が「ARINE」で最後の一人になってでも頑張り続けたいし、そういう志で臨んでいれば必ず前進できるはずだと信じています。言葉で”諦めない”と言うのは簡単ですが、体現するのは本当に難しいことで、グリーのバリューでもありますが「常に前向きに挑戦する、成功するまでやり続ける。」ことだけでも価値があると思っています。

岡部 岡部:私は「LIMIA」が大好きなんです。そして、頑張れる力の源泉はユーザーの存在。なかなか成果が出せず苦しい時期もありましたが、昨年ごろからアプリの良いレビューをたくさん頂けるようになり、ようやく努力が花開いてきたと感じています。主婦の友達が「LIMIA見てるよ」と言ってくれたり、周囲から反響があったりするだけで、涙が出るほどうれしくなります。

ーー皆さんの想いが実を結びつつありますね。では、最後に今後の夢や展望をお願いします。

安藤 安藤:旅へ出るならまず「aumo」を見よう、という存在になりたいです。あと、地方の知られざる魅力を発掘・発信するサポートもしていきたい。まずは、時代の追い風を生かしてインバウンド需要から加速し、ゆくゆくは世界の舞台でも戦えるメディアになりたいです。

高原 高原:「ARINE」でも、いずれは海外への情報発信を目指しています。まずは、2020年までに日本の美容系メディアといえば「ARINE」、業界No.1になることが目標です。市場的にもポテンシャルが大きいですし、しっかり取り切っていきたいです。また組織としては若いメンバーで運営しているため、個々の能力を成熟させていくとともに、一緒に働く仲間が「ARINE」を、グリーをもっと好きになって夢見れる環境にしていきたいと考えています。

秦 秦:「MINE」が目指すのは、日本一の動画ファッションメディアです。ユーザーと誠実に向き合い“明日の私”へと導いてくれる存在、女性の人生をサポートし、どんな時でも迷える女性に寄り添える存在になりたいですね。まだどこにも無いからこそ、「MINE」がそのポジションを狙っていきます。

岡部 岡部:私の夢は、「LIMIA」を“住まい・暮らしを通して、何気ない『幸せ』を生み出すメディア”にすることです。家事や生活の知恵って、誰もが実践しているが故になかなか脚光の当たらない分野でした。でも、「LIMIA」を通じて日々の工夫に光を当てたり、良い情報を届けることで喜ばれたいです。それともう一つ、一緒に働く仲間たちが「LIMIA」を大好きで、リミアの一員であることを誇りに思える組織にしていきたいと思ってます。

ーー本日はありがとうございました。

※取材は2018年4月に行いました。

以上

本件に関するお問い合わせ先

前の記事
次の記事
公式ブログトップ

おすすめの記事