【Pick up】特集 Wright Flyer Studios連載対談より 第5回「消滅都市」開発者インタビュー 「新しい驚き」を世界へ届ける組織を創る 自らがフラッグシップたり得る存在になるには

グリーのアプリ開発スタジオ「Wright Flyer Studios」の採用サイトではものづくりにかける想いについて、全6回にわたり連載企画を実施しています。
第5回となる今回は、第1回から第4回までインタビュアーを務めた「消滅都市」シリーズディレクターの下田に今のポジションに辿り着くまでに歩んだキャリアや、スタジオ内に通ずるゲーム制作に対する姿勢についての話を聞きました。
今回のインタビュアーは、Wright Flyer Studios代表取締役の荒木が務めています。

※Social Game Infoに編集・執筆いただいた記事に編集を加え掲載しています。


下田

下田:2012年入社。「消滅都市」の生みの親。シナリオや世界観の設定を始め、シリーズディレクターとしてIP展開やプロダクトのまとめ役を担っている。10月に新設された第3スタジオの部長を務める。


荒木

荒木:グリー 取締役 上級執行役員 兼 Wright Flyer Studios代表取締役。PC向けGREE、モバイル事業、ソーシャルゲーム事業、スマートフォン向けGREEの立ち上げを主導した後、2011年、米国法人の設立に参画。2013年9月に日本に帰国してグリー取締役に就任した後、2014年にWright Flyer Studiosの立ち上げを担った。

入社のきっかけはカオスな環境に身を置きたかったから


荒木

荒木:第5回となる今回は、これまでインタビュアー務めた下田さんに、インタビュイーになってもらいます。
現在、下田さんは今回の企画のようにインタビュアーや、勉強会のファシリテーターを務めたりと、Wright Flyer Studiosのクリエイター代表・象徴的な役割を担い、各方面で活躍していますが、今の立ち位置に至るまでの経緯を聞いていきたいと思います。入社してすぐの頃は、どういったことをされてましたか?


下田

下田:入社してすぐは、とあるIPタイトルのネイティブゲーム開発にディレクターとして関わっていました。座組は既に決まっていたのですが、資金的にも開発的にもとにかく大変な案件でした。


荒木

荒木:新しいタイトルを制作するにあたり、IPや企画、協力会社まで決まっていて、それらを動かせない途中の状態から責任者としてチームに入るのって大変ですよね。間違ってると思っても変えられないこととかあるし。辛くなかったですか?


下田

下田:滅茶苦茶しんどかったですね。ただ、ハードルが高くても、打てる手は全部打つつもりで、メンバーには協力会社に常駐してもらって開発の仕組みを整えてもらうなど、がむしゃらに努力をしていました。協力会社とも強いタッグを組みつつ、自分はディレクターとして仕様をまとめたりしていましたね。


荒木

荒木:与えられた制約を壊すわけにはいかないけれど、その中でアクロバティックなことも含めて、なんとかできることを進めていったと。


下田

下田:はい、これを2年ほど担当していました。サービスが上手くいかなかったことに対しては自分たちの責任も大いにあり、会社として反省しなければならない部分も多いのですが、個人として、という意味では当時、あの経験があって良かったと思えています。先日、当時の協力会社の方と会う機会があったのですが、今思い出すとすごく良い経験になっていて「あのときは楽しかったですね」「最高でしたね」と話せるようになっていました。


荒木

荒木:そこから「消滅都市」が立ち上がるまでは空白の期間がありましたよね。入社した途端に難しいプロジェクトを与えられ、なんとかしようとすごく頑張ったものの上手くいかず、誰がねぎらってくれるというわけでもなく放置される……。当時は、大変辛い状況だったと思うのですが、心境としてはいかがでしたか?

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