事業のこと

マネジメントや環境次第で戦力に~グリービジネスオペレーションズ代表の福田が京都で開催された障がい者雇用に関するセミナーに登壇しました~

こんにちは、広報の山田です。

2月24日に京都で開かれた京都経済4団体(※1)が主催する障がい者雇用に関するセミナーに、グリーの特例子会社であるグリービジネスオペレーションズ(GBO)代表の福田が登壇しましたので、今回の登壇に至った経緯についてインタビュー形式でご紹介します。

今回の講演依頼の経緯を教えてください。

GBOは設立当初から障がい者の中でも発達障がい者を中心に雇用を進めてきました。
最近はその定着と育成の好事例として行政や障がい者雇用を促進する企業から注目をいただいていて、昨年度障害者職場雇用改善好事例集の優秀賞として表彰もされました。
そのような流れの中で、障がい者雇用に非常に熱心に取り組まれている京都府商工労働観光部のご担当者がGBOに関心を持ってくださり、2016年3月に制作された京都府の「発達障害者と共に働くなるほどガイドブック」に企業事例として取り上げていただいたことがきっかけです。

どのような講演内容だったのでしょうか。

セミナーは第一部の基調講演と第二部のパネルディスカッションに分かれており、ともに登壇しました。
第一部では、「発達障がい者の雇用と活用」というテーマに合わせて、発達障がい者を積極的に採用している理由や定着、活躍のために重要な3つのポイントについてお話しさせていただきました。
一つ目は、「特性理解」。社会性や想像力、コミュニケーションの障がいなど、発達障がい者の特徴をきちんと理解することが第一歩です。その上で、どんな配慮が必要かを決めることが大切だと思っています。
ニつ目に、「環境整備」。一つ目の「特性理解」を踏まえ、個々の能力を最大限に発揮できる職場環境を作るようにしています。断る仕事の基準を決めたり、聴覚や視覚過敏への対策としてイヤーマフやデスクトップパーテ-ションを導入しているのはその一例です。また、社員の継続的な成長を支援するため、リーダー・サブリーダー制度やMVP・皆勤賞の表彰、社長との定期的な一対一の面談など、子会社であることの強みを活かした独自の人事制度の充実も図っています。
三つ目は、「社内協力」。障がい者の雇用を維持拡大していくためには、グリーグループ各社と相互理解を深めることが重要です。グリー本社の社員を講師として迎え、セキュリティ研修などの基礎研修を行ったり、新規案件の業務説明のために横浜のオフィスで対面の打ち合わせを行うこともよくあります。また、FacebookLINE@などのソーシャルメディアを活用し、GBO側からも積極的に情報発信を行っています。こうした交流がきっかけとなり、業務の受注範囲をグループ全体に拡大することにもつながりました。

第二部では、「障害のある方の力を会社の成長につなげるために」をテーマに現場での工夫や今後に向けての思いなど、京都に本社を置く企業2社とディスカッションを行いました。

セミナーに登壇してみて感想はいかがでしたでしょうか。

地元の大手企業の代表の方から個人でお申し込みの方まで、たくさんの方々にご来場いただけたこと、そしてこのような貴重な機会を下さった京都経済4団体(※1)の方々に大変感謝しています。
登壇前日から京都の企業の方々と情報交換会などの機会もいただき、企業の枠を超えて地域の成長と雇用の創出に関する取り組みや考えを共有でき、私たちも多くの学びがありました。
また、講演中に非常に熱心にメモを取りながら聞いていただけた様子が印象的で、GBOの取り組みが少しでも役に立てているということを実感できました。

今後の展望を教えてください

会社を立ち上げた当時は、法定雇用率を満たすための障がい者雇用が目的であって、事業に貢献できるような仕事はほとんどありませんでした。ただ、私が代表に就任したとき、個々の障がい特性をきちんと理解し、配慮することで十分に戦力化することができると考え、親会社・グループ子会社も巻き込んださまざまな取り組みを始めました。
そうした取り組みは本社と子会社、障がい者と健常者といった障壁を取り払い、お互いの理解を深めていきました。今ではグリーグループ内のBPO(※2)拠点として、より直接的に事業貢献ができる機会も増え、グループ全体の生産性の向上に寄与しています。
障がい者雇用という社会課題への取り組みは、継続することにこそ価値があると思います。そして、継続するためには企業は利益を上げ続ける必要があります。
GBOはこれからも、グリーグループへの事業貢献という経済的価値と、日本の障がい者の雇用機会を拡大するという社会的価値を共創していけるような存在を目指していきます。

以上、福田へのインタビューをご紹介しました。
また、普段GBOに業務を依頼している社員からもコメントをもらいました。

アバターのプロデューサーで、グリーの主力事業であるウェブゲーム部門からGBOに発注する業務を取りまとめている倉又は、
「昨年の1月に依頼をし始めて、数を重ねるごとにスピードと精度が上がっていき、より難しい業務をこなせるようになりました。GBOの拠点である横浜オフィスにも足を運び、プロダクト側から依頼した業務に対して真剣に取り組む姿勢を見て、障がい者雇用に対する考え方が大きく変わりました。今後も幅広い業務をお願いしたいと思っています!」
と話し、事業部門でも戦力となっている様子がうかがえます。

また、法務総務部 特許チームの山木は、
「GBOには、専門性の高い業務をお願いしているのですが、高い責任感と強い好奇心を持って、目を見張るような成果を出していただいています。2年ほど継続してお願いをしているのですが、GBOの分かりやすく、かつ、非常に完成度の高い報告書は、我々のチームに欠かせないものとなり、大変に感謝しています」
と述べ、管理部門の専門的な業務でも期待以上の成果を出し続け、信頼を積み重ねています。

このようにGBOは、グリー本社の業務をゲームの運用から法務知財の調査業務まで幅広く担っており、あらゆる部署から圧倒的な信頼を得ています。私自身も広報の前に所属していたゲームの部署で業務を依頼しており、精度の高いレポートにいつも感激していました。
福田がずっと大事にしてきた、それぞれの特性をつかんで能力を最大限引き出すというのは、障がいの有無に関わらず、誰にでも言えることだと思います。障がいは一つの個性であると捉え、今後も多様な個性を持つグループ社員全員一丸となって「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というミッションの達成を目指していきたいと思いました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

※1 京都商工会議所、京都経営者協会、(一社)京都経済同友会、(公社)京都工業会
※2 ビジネスプロセスアウトソーシングの略。自社の業務の一部または全部を外部に任せること。コア業務に専念し、生産性の向上と高品質化、コスト削減などが期待できる。

■セミナー情報
セミナー情報
基調講演資料
主催者:京都経済4団体(※1)

以上

本件に関するお問い合わせ先

前の記事
次の記事
公式ブログトップ

おすすめの記事