「グリーセキュリティ報告書2021」を発行しました ~グリーグループのセキュリティ活動~

こんにちは。社会貢献チームの牛腸です。

グリーグループでは情報セキュリティの方針やマネジメント体制、活動内容をまとめた「グリー情報セキュリティ報告書」を年一回発行しており、今年も「グリー情報セキュリティ報告書2021」(以下「報告書」)を発行しました。今回は、セキュリティ部の編集担当者とともに、グリーグループのセキュリティに関する、2020年の取り組みをご紹介します。

社内でのセキュリティ体制の拡充

ーー2020年は「情報セキュリティ」の視点では、どんな1年だったのでしょう?


奥野

奥野:オンラインオフィスの導入など、世の中の変化に合わせて柔軟に対応し、新しい取り組みも導入したりと充実した一年だったと思います。まずは社内での取組についてご紹介します。

ベンダーマネジメント導入(報告書 26ページ)
セキュリティ関連の製品が必要なときは、セキュリティ部の「ベンダーマネジメントチーム」が取りまとめ、多角的に精査・分析・評価したうえで購入することにしました。グリーグループで導入しているセキュリティ製品をリソースの無駄がなく、最適化できるようになりました。

オンラインオフィスの整備(報告書 21ページ)
昨年は新型コロナウイルス感染症拡大に世界中が騒然とした一年でした。グリーグループでもオンラインオフィスの本格的な導入が急務となりました。オンラインオフィス勤務は便利ですが、完全にオフィスと同じ環境とはいかないのが悩ましく、注意深く利用しないと情報漏洩などのインシデントが発生してしまいます。技術面での対策の強化はもちろん必要ですが、利用者自身がルールを守って利用することが何より大切ですので、教育などの啓発にも力を入れています。


セキュリティ対策を呼びかける壁紙を作成(※)

※本壁紙はダウンロードし、ご自由にお使いいただけます

社外と連携した取り組み

ーー環境が変わっても業務を安全に継続できるよう取り組みを実施していたのですね。他にも積極的に取り組んでいた施策はありますか?


奥野

奥野:社内だけではなく、他企業と連携した啓発イベントへの参画やグリーグループのセキュリティ活動の評価など、社外へ向けての活動も活発に行いました。

「サイバー防災」に参画(報告書 28ページ)
2020年6月9日(ロックの日)に、インターネット事業会社9社が集まり、インターネット上の防災意識を高めるための啓発イベントを開催しました。グリーグループでは動画などのコンテンツを提供しています。
詳しくは、「6月9日は「サイバー防災の日」~リティとKMNZも参加中〜」をご覧ください。

レッドチーム演習(報告書 19ページ)
社外のセキュリティ専門家による攻撃チーム(レッドチーム)VS.グリー情報セキュリティ部による防御チーム(ブルーチーム)の攻防戦を演習として行いました。グリーグループの実環境でサイバー攻撃を仕掛け、セキュリティ対策の効果を確かめるのが目的です。検出された課題は関係部門と連携し解決策を考え、より強固な対策、早期対応ができるようにしています。リアルタイムで臨場感がある演習であり、セキュリティ部メンバーのサイバー攻撃に関する知識と対応熟練度の向上にも役立ちました。

ガイドラインに基づく情報セキュリティ対策確認(報告書 17ページ)
セキュリティ部ではこれまでも個別にセキュリティ対策ができているかを確認してきました。今回は一歩進めて、セキュリティのガイドラインに基づいてチェックし、グリーグループのセキュリティ対策状況をスコア化する仕組みを取り入れました。同様の業界・規模の企業と比較し、客観的な評価ができるようにもなったことは大きな進歩だと思います。現状でも高いスコアですが、今後もさらなる点数アップを目指していきます。

――継続していくこともとても重要ということですね。最後は、先述のレッドチーム演習の指揮をとりました、診断チームのマネージャー高村さんより、2021年の活動について一言お願いします。


高村

高村(開発本部セキュリティ部診断チームマネージャー):
グリーグループのセキュリティ活動に関する記事をご覧いただきありがとうございます。普段はなかなか表に出ることがないセキュリティ部ですが、こういった機会を通じて部の活動を知っていただけるのは嬉しいことです。メンバー一丸となって、2021年も引き続き情報セキュリティ活動に邁進して参ります。

高村さん、ありがとうございました。
今回ご紹介した「グリー情報セキュリティ報告書2021」は、以下のページからご覧いただけます。

グリーグループでは今後もお客さま、従業員、ステークホルダーの皆さまに安全な環境でサービスをご利用いただけるよう、セキュリティに関する取り組みを継続していきます。

本件に関するお問い合わせ先